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“鎧の騎士”その後

むし社のBE-KUWA主催の第二回国産カブトギネスで運良く一位となった”鎧の騎士”の記録85.0mmも2005年度の第四回国産カブトギネスでは、86.6mmが登場し、過去のものとなっています。
しかし、鎧の騎士がこの世から去って3年。その子孫達は、失ったタイトル奪取に向けて虎視眈々と狙っています。まずは、2003年度の鎧の騎士の子供たちの回想録から。

2003年 鎧の騎士のその後(鎧の騎士の子供たち)


応募に際し、展足(すなわち標本)にしなければならず、慌ててペアリングしました。正直、採卵できた時はホッとしました。

2003/09/15 採卵状況

この年は産卵数を絞った関係もあり、全部で150頭ほどでした。

2003/11/1 コンテナへのセット

まずは、クワちゃんの産卵セットやマットの残りを餌にしてみました。

2004年 鎧の騎士のその後(鎧の騎士の孫たち)


昨年、ブリードした鎧の騎士の子供たちが羽化しました。鎧の騎士とはエサ環境が異なった関係から、お父さんの記録には程遠い結果となりました。

2004/07/21 鎧の騎士の子供たち

最大個体の♂80.6mm。残念ながら親の記録85mmを大幅に下回りました(残念!)

鎧の騎士の記録に及ばなかったのは、今思えば、過密な飼育環境とエサの違いと考えています。再起を誓って来年に向けてペアリングです。♂80.6mm、♀51.6mm、♀51.2mmです。
どんな子孫を残してくれるのか...

2004/08/21 割り出し

今年もまた子孫が多数採れました。ホントかぶちゃんは多産です。移設用の底の浅いコンテナを準備して割り出しました。

この時期、孵化のタイミングでこんなに幼虫のサイズが異なります。
幼虫を選別してまずはコンテナで飼育します。

右から2令、3令初期、3令中期の幼虫

2004/9/10 交換

えさの交換をしました。あっという間にみんな3令幼虫です。最大個体は、24gです。まだまだこれからですね。

右から2令、3令初期、3令中期の幼虫

幼虫の飼育環境です。見込みのある個体は、コンテナへ。その他は、裏庭の菌糸カスの堆積場(藤の木の下)へ移動です。
堆積場には、椎茸のホダ木を置いています。

2004/12/19 エサの仕込み

次のエサ交換に備えて菌糸カスをコンテナに収容です。ココまでする必要はないかもしれませんが、篩で粒度を整えます。
使用した菌糸はRTN。オオクワ同様このエサから大きな個体が出るのでしょうか?

2005/04/03 交換

一冬越してえさの交換を兼ねて体重測定です。
最大個体で39gということでギネスには程遠いかもしれません(トホホ)。

2005年 鎧の騎士のその後(鎧の騎士の曾孫たち)


予想通り、2004年度も鎧の騎士を超える個体は出ませんでした(泣!!)。一応、子孫を絶やすことのないよう、2005年度もブリード継続です。

05/07/04 同性愛!?

なんと♀が別の♀の上に乗って交尾の真似事をしていました。単に上に乗っているだけでなく、触覚をブルブル震わせて口で背中を撫で回していました。但し、お尻からは何も出ていませんでした。
このような光景は以前にも見たことがあります。いずれも交尾前の♀個体だったのですが、まだまだ判らないことがばかりです。

06/05/03 ”鎧の騎士リターンズ”

鎧の騎士の曾孫たちは、2005年度も百頭以上採取できました。
例年通り、コンテナでの飼育に加えて裏庭の菌糸カス堆積場でも飼育をしています。堆積量もごらんのようにブロックを2段組まないと溢れるほどになりました。椎茸のホダ木も根元から齧られ、1本は全壊してしまいました(笑い)。

整備にあたり、表面を均しただけで30頭近くの幼虫が出てきました。とても環境がよいのか、みんな丸々と太っています。
その中で他とは明らかに生育の違う幼虫が2頭出現しました。ナント、43gと45gの個体です。曾おじいちゃんにあたる鎧の騎士の42gを大幅に更新です。

43gと45gは、個別飼育をすることにして、他の個体は再び堆積場に戻しました。さて、コンテナの方はどうなっているでしょうか?さて、曾おじいさんのリベンジとなるか!乞うご期待!!

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