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オオクワガタ飼育のすべて


クワガタムシブリードに革命をもたらしたと言っても過言ではない本をご紹介したいと思います。月刊むしブックスの「オオクワガタ飼育のすべて」森田紳平著 むし社 2,800円(2001/04)です。残念ながら現在この本は直販のみとなっています(最後のリンク参照)。

オオクワガタ飼育のすべて 表紙

この本は、菌糸ビンを使ったオオクワガタブリードのバイブル的な本です。著者の森田さんは、奈良の名門東大寺学園から京都大学大学院農学研究科修士課程を修了された方。1994年頃から月刊むしへ報文を掲載されてきましたが、菌糸ビンでのオオクワガタ飼育をある意味確立した方と言っても過言ではありません。
兵庫県川西市産のオオクワガタをルーツとする”森田ゴールド”や”ルビー”や”プラチナ”などブランドホペイを確立された方でもあります(森田さんのホームページ)。

目次

  • はじめに
  • 序章 オオクワガタと出会うまで
  • 第1章 入門編
    • オオクワガタの飼育を楽しもう
  • 第2章 オオクワガタの幼虫を飼育しよう
    • 菌床飼育
    • 材飼育
    • マット飼育
  • 第3章 大きく美しいオオクワガタを育てよう
    • 目指せ! 77mmオーバー
    • 目指せ! 美形オオクワガタ
  • 第4章 オオクワガタ飼育の今後の行方
  • 第5章 Q&Aコーナー
  • あとがき

冒頭50ページ近くにも及ぶカラーの写真も楽しいですね。単に個体のプレート写真だけでなく、大阪府能勢町三草山や兵庫県川西市の雑木林でのクヌギの台木の古き良き時代の写真が興味深いです。

実は、森田さんは会社の先輩と同級生ということもあって親近感があります。メールでもやり取りさせていただいたこともあります。序章では、そんな森田さんがオオクワガタ飼育を本格化するまでのオオクワガへの想いを綴っています(ある意味ラブストーリ!?)。これは、オオクワガタブームの黎明期とも重なって当時のこの世界を垣間見る貴重な記述となっています。

ブリードノウハウについては、今となっては常識となったような内容も散見しますが、バイブルであることは変わりありませんね。中古本でも良いので手に入れられることをお勧めします。

最近でも、雑誌「BE-KUWA」に精力的に連載を続けておられます。

おすすめ度:★★★★☆

Amazonでは、古本のみ購入できますが、むし社の通販サイトでは新品が購入できます。

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子供の頃の憧れであったヒラタクワガタと、幻の存在であったオオクワガタのブリードの魅力を追求していくウェブサイトです。