オオクワガタ

オオクワガタ(Dorcus curvidens binodulosus : DCB)

特長

  • ♂の成虫はWildでは最大77mm、繁殖下では、82.4mmが記録されています。全長では、対馬ヒラタに譲るものの横幅のある体躯はまさにクワガタの王様に相応しい種だと思います。50mmクラスの♀は、まさに巨大の一言に尽きます。光沢のある縦筋の入った上翔は漆細工のうようで素晴らしい工芸品のようです。
  • ♀は、クヌギやコナラの立ち枯れに穿孔し自然界では1年以上幼虫をやっているらしい。東北以北などでは、ブナやミズナラの木で繁殖しているという。
  • 成虫は、繁殖したものでも1~3年は生きる。Wildのものでは5年も生きたものもあるらしい。
  • 潜洞性が強く、山梨県韮崎市や大阪府能勢町などのいわゆる“台場クヌギ”の大きな洞で過ごしているケースが多い。逆に、有名産地である佐賀などでは台場クヌギがないことからその生息環境は異なる。さらに東北各地ではブナの原生林で生息していると思われ、関東や関西とは更に生息環境が異なると思われる。
  • 性格は温厚で人懐っこいが、はさむ力はかなり強い。大人でも指に穴が開くほどの力であり、注意が必要。

佐賀県神埼郡産神埼町産F1♂78.0mm

今年度最大サイズ♂です。兄弟では78.4mmが出ています。素直にストレートにアゴが伸びており、お気に入りの血統です。

オオクワガタ

佐賀県三養基郡北茂安町産WF1♂74.4mm

体長はそれほどでもありませんが厚みのある体躯と湾曲したアゴが魅力的です。

オオクワガタ

佐賀県三養基郡中原町産WF1♂66.0mm

持ち腹の子WF1を材飼育で育てたものであり、野生のオオクワに最も近いスタイルかと思います。いぶし銀のようなスタイルが魅力です。

オオクワガタ

福岡県三潴郡産F2♂76.2mm

ガッチリとしたマッチョタイプ。同じ血統で81.7mmが出ており、ギネスサイズの血統です。

オオクワガタ

兵庫県上阿古谷産F1♂72.6mm

人気の阿古谷産です。バランスの取れた体躯が魅力的です。

オオクワガタ

山梨県韮崎市産F2♂72.6mm

佐賀や福岡に比べるとシャープさが際立ったタイプです。

オオクワガタ

主な産地

北海道南部から九州まで日本全国に分布しているが、代表的な産地は以下の通り。

  • 山梨県韮崎市産
  • 大阪府豊能郡能勢産
  • 佐賀県神埼郡、三養基郡産

このほかにも、福岡県や香川県、岡山県、岐阜県、福島県、青森県が産地として有名。

コメント

子供の頃、絵でしか見たことがない幻のクワガタであった。図鑑で桜の木の樹洞を好むと書いてあったので探したけど見つからなかった。関西では“サクラゲンジ”という名前で呼ばれているようで何か関係があるかもしれない。